大腸内視鏡検査
内視鏡検査の必要性
最近の研究により、平坦な大腸ガンが意外に多いことが判明しています。
この平坦な大腸ガンは、便潜血検査では陰性のことが多く、バリウム検査では発見しづらいのです。
もしバリウムで発見できても、再度内視鏡が必要になります。
このことからも、発見しやすく、その場でポリープなどを切除することができる内視鏡が、体や心に負担が少ない方法だと言えます。
大腸内視鏡の挿入は痛くありません
痛みは最小限に抑えますが、緊張感が強い方や希望の方には、叩いたら目が覚める程度の軽い麻酔をかけることも可能です。
そして、肛門から一番奥の盲腸まで挿入した内視鏡で、戻りながら、注意深く観察します。
矢野Drの技術により、最小限の痛みで盲腸まで到達したあとは腸に空気を入れて観察しますので、お腹が張る感じ以外の苦痛を感じることはほとんどありません。
どうして痛いのか?
曲がりくねった大腸内に内視鏡を押し入れるため、コーナーでぶつかることなどにより痛みを感じます。これは麻酔をしても避けることができない痛みです。この痛みを回避するためには、大腸をできるだけ直線化し、内視鏡が当たらないように押し進めることが理想になります。この技術は、数多くの経験と曲がりや癒着に瞬時に対応して無理なく挿入していける技術が必要とされます。
大腸内視鏡検査の流れ
検査当日より前に十分な問診と検査の説明、術前検査薬の処方を行います。
検査前日はご自宅で消化のいい食事を取ってもらいます。
検査当日は朝から2時間~3時間かけて約2リットルの腸の洗浄剤を飲んでいただきます。自宅あるいはクリニックで行います。
腸の洗浄が完了したら内視鏡室へ入ります。
大腸内を洗浄するため、前処置の下剤を飲みます
検査当日は朝から2~3時間かけて約2リットルの腸の洗浄剤を飲んでいただきます。自宅あるいはクリニックで行います。
5~8回程度排便すると、便のカスがない状態になります。クリニックで行う場合でもプライベートにも配慮しておりますので、気にせず前処理をすませることが出来ます。
※便秘の方は数日前から下剤をかけたり、食事にも注意していただきます。すべて懇切丁寧に説明します。
検査着に着替えて検査室へ移動します
検査着は、お尻にスリットの入ったディスポの使い捨てパンツです。外からお尻が見えることはありません。
検査の際も内視鏡を肛門に挿入する時に医師から一瞬見える程度です。
検査に要する時間
検診目的であれば短時間(平均15分)で終ります。
処置が必要であればその分時間がかかります。
麻酔は覚醒の速い麻酔薬(費用に含まず)を使用しています。
麻酔による検査中は特にモニタリング (動脈血中酸素飽和度、脈拍数)を厳密におこない監視しています。
検査結果
目が覚めた後で、撮影した写真をお見せしながら結果の説明をさせていただきます。
ご不明な点、ご不安などございましたら、お気軽にお問い合わせください。